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2017/08/14

【内部から情報お届け】フィリピン発祥の宗教イグレシア・ニ・クリストとは?

当ブログはブログ村の「フィリピン情報」カテゴリーに参加しているのですが、先日、同カテゴリーに参加されている「アジア南溟通信」のほにょさんが二度に渡ってイグレシアに関する記事を書いていらっしゃったので、便乗して記事を書いてみることにしました。
何を隠そう実は私はイグレシアの一員なのです。




イグレシア・ニ・クリストとは


イグレシア・ニ・クリストを英語にすると「チャーチ・オブ・クライスト」となるのですが、日本語に訳すと「キリストの教会」です。
1914年、フィリピン人牧師フェリックス・マナロによって創設されたキリスト教系の宗教です。
キリスト教なのに設立が高々100年前で、創始者がフィリピン人という時点でもう怪しさ満点ですが、その教えと戒律もかなり怪しい内容となっております。
信徒数は確かフィリピンの人口の2、3%程度の比率だったと思いますが、選挙の時には誰に投票するのか教会の決定に従っているので、その団結力で持って信徒数の割合にしてはそれなりの政治的影響力を持っています。
日本でいえば創価学会的な位置付けです。
フィリピン内での嫌われっぷりも日本でいう創価学会並みでしょう。


イグレシアの教えと戒律


イグレシアはその名前の示す通り、自分たちの教会こそが神に唯一認められた「キリストの教会」であり、その他の教会は全て偽物であると主張しています。そして、最後の審判の時に救われるのはイグレシアの教徒のみであるとも。
教義は聖書に忠実に作られており、キリストの誕生日が12月25日だと聖書には書かれていない、との理由からキリスト教徒なのにクリスマスを祝いません。
正教会、カトリックなどによって定められた聖人を崇拝することもないのでホーリーウィークやバレンタインも祝いません。三位一体論すら否定しています。
イグレシアがフィリピンの植民地政府に登録された日付が第一次世界大戦の勃発した日であることもあり、創始者のフェリックス・マナロをヨハネの黙示録に書かれた「終末の時に東方から現れた天使」に見立てることで、創始者自身が神の遣わした最後のメッセンジャーであると主張しています。
フェリックス・マナロ自身はもちろんすでに死去しており、現在は彼の孫が三代目代表を務めています。

また、以下のようにイグレシアは他の宗教と比べると厳格な戒律を持つことでも有名です。

①他宗教の者との結婚してはならない
②血を食してはならない
③毎週木曜日と日曜日には教会にお祈りに行かなければならない
④収入の10%を教会に収めなければならない(異論あり)

上記は割と有名で、他のフィリピンブログでも見かける情報だと思いますが、もう少し挙げると以下のような戒律もあります。

⑤イグレシアの者を訴えてはならない
⑥労働組合に加入してはならない
⑦イグレシア以外の団体に寄付をしてはならない
⑧アルコール・タバコ・ギャンブルは禁止
⑨選挙時は教会の決めた候補者に投票する

他にもあったと思いますが、とりあえず今思いつくのはこんなところです。
以下各戒律に関して順番に説明していきます。

①他宗教の者との結婚してはならない
イグレシアは他宗教との婚姻を禁ずることで信者を急速に増やしています。
以前は簡単にイグレシアに改宗できたそうですが、婚姻目的で安易に改宗する人が多かったため、今ではかなり厳格になっています。
まず改宗するためには教会の牧師からレッスン(ドクトリン)を受けなければなりません。正確には覚えていませんが1回あたり20分ぐらいのレッスンが、20回ぐらいあり、私はこれを終えるのに大体3ヶ月ぐらい掛かりました。内容はイグレシアの歴史や教義、戒律に関してです。
そしてレッスン開始と並行して毎週木・日曜日の礼拝にも参加しなければなりません。
レッスンを終え、この礼拝に半年間参加し続けることで、ようやく改宗のための試験を受ける資格が得られます。
改宗の前には口頭試験があり、レッスンで学んだ内容をしっかりと覚えているか確認され、この試験を通らなければ改宗はできないのです。
改宗したい理由なども聞かれるのですが「イグレシアの子と結婚したいから」などと答えればもちろん落とされます。私は「イグレシアの人たちの生き方に感動したから」みたいな適当な嘘を並べ立てて無事通りました。

②血を食してはならない
血は命だから食してはならない、という理屈らしいです。
フィリピンのストリートフードで豚の血を焼いた物があるのですが、これが食べられなくなりますね。改宗前に一度食べたことがありますが、あまり美味しくないので私は特にこれで困ることはありません。

③毎週木曜日と日曜日には教会に礼拝に行かなければならない
私にとってはこれが一番厄介です。
大体1時間ほどの礼拝で、時間は支部によって異なりますが、朝なら5時半頃から、夜は7時頃からというところが多いです。
木・日曜日に参加できない人のために、支部によっては水・木曜日と土・日曜日に礼拝があり、水・木のどちらかと土・日のどちらかに参加すれば良いということになっています。
イグレシアでは仕事よりも何よりも教会が優先されますので、「今日は残業があるから教会に行けない」などという言い訳は許されません(これが理由で私と妻は喧嘩になることがかなりありました)。
この礼拝をサボりすぎると教会から破門されます。
私は結婚するために改宗しただけなので、今更破門されても全然困らないのですが、そうなると妻が悲しむので仕方なく教会に通っています。
ちなみに妻は礼拝時に教会でオルガンを弾いたり、聖歌を歌ったりしており、それが生きがいのようなのですが、私が破門になると配偶者である妻は破門にはならないまでもオルガンを弾くことも聖歌を歌うこともできなくなるという、まるで妻を人質に取られたかのようのエゲツないシステムとなっています。
また、イグレシアの人間は外国に引っ越す時も近辺にイグレシアの教会があるかというのを考慮しなければいけないので、例えそこで仕事が決まっていようが、配偶者の家族が住む場所であろうが、教会に通えないならそんな場所に引っ越すべきではないという教えです。
私は金沢出身なので親もそこに住んでいるのですが、金沢にはイグレシアの支部はないので今後万が一日本に帰って生活することになっても、この婚姻生活を続ける以上は親の近くに住むことはできません。

④収入の10%を教会に収めなければならない
私はこの戒律をドクトリンで牧師さんから教わったのですが、これを妻に話すと「そんな決まりはない」みたいなことを言っておりました。ネットで調べても「イグレシアは信者に10分の1税を強要している」、「いや、それはアンチ・イグレシアの流したデマだ」みたいなことが書かれており、どちらが真相かよく分かりません。
実際これはあまり厳格には守られていないようです。私はそんなに収めていません。
妻と義家族は「自主的に」それくらいは納めていると思いますが、多分「強要してないよ。信者が自主的(Voluntary)に納めているんだよ」という姿勢が大事なんでしょう。
教会内は、アメリカ映画によく見るような感じで木のベンチが男女分かれた2列に並んでおり、礼拝時にはそこに座って牧師さんのアリガタイオコトバを聞いているのですが、礼拝の終わりに係りの人たちが白い袋を持ってそのベンチの前を巡回していきます。信者たちはその袋にお金を入れるのですが、コインを入れる人もいるしたまに100ペソを入れる人もいます。20ペソ札を入れる人が一番多いと思います。
これだけだと1回20ペソ。1週間で40ペソ。1ヶ月でも200ペソにもなりませんが、実は教会へのお布施はこれだけではありません。
イグレシアにはサンクスギビングが年2回あり、その日は封筒を渡され、その封筒にお金を入れ名前と金額を書いて寄付するので誰がいくら寄付したか分かってしまうというシステムとなっています。
しかし、計画性のないフィリピン人がサンクス・ギビングに向けて自分で貯金などできるわけがないので、このシステムでは大した額が集金できないのでは、と思われるかもしれませんが、教会の人たちはそこもよく心得ています。
各信者に「ブルーカード」というものを渡し(ただしこのカードを作るかは任意です)、毎週礼拝の終わった後に教会の敷地内にあるオフィスで、任意の額を「貯金」させます。カードにはその日いくら貯金したかが書かれ、サンクス・ギビングではそのカードに積み立てていった金額が寄付される、というシステムです。
周りに多くの人がいる中、その場でお金を払って貯金して行くので、見栄っ張りなフィリピン人は結構な額を積み立てます。中には2,000ペソとか払って行く人もいます。
また、毎週の礼拝以外にも、バイブルスタディや聖歌の練習への参加、チャーチオフィサーとなり教会の仕事(もちろん無償)を手伝うのを推奨することで、信者が外に出てお金を使う機会を減らし、教会に入ってくるお金をうまく増やしているように思えます。
各支部には信者の礼拝への出席率など色々な要素によりポイントが付与され、そのポイントによってその支部に割り当てられる予算が変わってくるらしいのですが、おそらく寄付された金額もこのポイントに影響してくるようです。
イグレシアの教会は他の宗教と比べてかなり豪華なのですが、こういった集金システムが良く出来ているのが大きな理由だと思います。
イグレシアの本部はケゾン・シティにあり、私は以前その本部を訪れたことがあるのですが、その豪華さには目を見張りました。通常礼拝に行くだけだと奥までは入れないのですが、私は日本人信者ということで珍しがられたのか、内部を案内されました。
まず大企業のロビーかと思うほどの綺麗なエントランスにゲートがあり、そこで荷物チェックをされます。携帯やデジカメなどを持っていればそこで取り上げられます。
ゲートを抜けるとサブディビジョンのような敷地内に、教会のお偉方が住んでいると思われる家がそこかしこに建てられており、バスケットボールコートなどのレジャー施設も街中で見かけるような錆びたリングに色褪せたコートではなく、しっかりとメンテナンスされています。100人以上は収容できそうな大きな食堂まであり、一見ちょっとした自治区といった感じです。
ここの教会では1回の礼拝で数千人規模の信者が集まるので水・木と、土・日の朝夜合わせれば万人単位が礼拝に参加します。1週間でミリオン単位の寄付金が集まっているはずです。

⑤イグレシアの者を訴えてはならない
イグレシアの者がイグレシアの者を訴えることは基本的には禁じられています。
揉め事があれば警察に行ったり裁判を起こしたりする前にまずは教会の年長者に相談して仲介を頼む。それでも解決しない場合にはチャーチオフィサーに相談する。それでも解決しなければ牧師に訴える。
そこまでして解決しなければ、ようやく法的手段に訴えることが許されます。
これはイグレシアの人間間で起こった悪事を隠したいがための戒律でしょう。
イグレシアの人間のタチの悪いところは「自分たちが他宗教の人間に比べて善良な人間だと思っている」点です。
実際今までイグレシアの人間と接してきた実体験として言いますが、そんなことは全くありません。一般のフィリピン人となんら変わりはありません。
貸したお金は返さないし、浮気をして家族は捨てるし、チャーチオフィサーは自分の姪に誰か日本人の男を紹介してくれ等と頼んでくるし、私の結婚式を執り行ってくれた牧師など、式に参加してくれた私の日本人の友人に対し「給料はいくらもらっているんだ?私の娘は独身だけどどうだ?」などと聞いてくる下衆の極みでした。
また私の別の日本人の友人はカジノで財布を盗まれたのですが、犯人はイグレシアで子供達に対して聖書の教えをしているチャーチオフィサーでした。

⑥労働組合に加入してはならない
これは理由はよく分かりませんが、そういうルールがあるらしいです。

⑦イグレシア以外の団体に寄付をしてはならない
寄付をするなら教会に。まあイグレシアは災害時には被災者に対して積極的に支援をしてるらしいですし、他の団体に寄付しても中抜きされるでしょうから別に良いですが、支援を利用して布教しているかのような不快感があるので私は寄付はしません。

⑧アルコール・タバコ・ギャンブルは禁止
私はタバコもギャンブルもやりませんし、アルコールも家では飲まないので別に良いのですが、友人や仕事の付き合いで飲むのも禁止されるのは困ります。これもしょっちゅう妻との喧嘩の原因になります。できるだけバレないように飲むようにしています。

⑨選挙時は教会の決めた候補者に投票する
日本の創価学会のように常に特定の政党や候補者に肩入れするという形ではなく、どの候補者を支援するかは毎回変わるようです。
教会はもちろん「イグレシアの布教に役立つ候補者」を支援しているのでしょう。私が以前住んでいたアパートのオーナーは前回の市長選に立候補しており、イグレシア教徒ではありませんが「イグレシアの味方だ」というアピールのため、バイブル・スタディなどの集いがあれば参加していたようです。


以上、イグレシアのネガティブな面も書いてみましたが、日本にもイグレシアの信者はいるようなので、もしこの記事が削除されたり編集されたりしたら、そういう人たちに見つかって圧力が掛かったんだろうなぁ、と思ってください。

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コメント

非公開コメント

ありがとうございました

何時も教会の前を通ると思い出します、門が何時も閉まっている、人がいるのを見たことがない貴方のブログでよくわかりました・

No title

こちらはバタンガスですが、礼拝は火曜と日曜になってました。
ちなみにただ今、絶賛勧誘中の身です(笑)
印象ビジネスをしてて顧客獲得の為にいろんな人と友達になった人がイグレシアンでした。
特にフィリピンや他国では宗教の重要性が高いので無宗教に近い日本人は金持ちで入会させやすいと思ってるみたいです。
「残念だけど宗教自体に興味がない」と言っても
「毎週牧師の話を聞けば好きになる」と勝手に思い込んでいます。。。

No title

>batangasのhaponさん
火曜日の場所もあるんですね!

彼らは自分たちの宗教だけが絶対的正義と信じてますからね(笑)
自分だけならまだしも、訪ねてきた日本人の友人まで勧誘するのは勘弁してほしいです。。
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