2016/11/30

【妻との出会い ④】疑心暗鬼の夜

この記事は下記記事の続きです。

【妻との出会い ①】初回のデートからフィリピンタイム
【妻との出会い ②】初めての顔合わせでいきなり付き合うことになる
【妻との出会い ③】妻の家族への挨拶とロクデナシ親父との遭遇


学校に帰った私は、その日にあった出来事を思い返していました。
父親が訪ねてきたのは本当に偶然だったのだろうか?
いくら何でも出来過ぎじゃないだろうか?
いや、しかし、もしお金目的だったなら、あそこであっさり私を返す理由が分かりません。
薬を盛るなり監禁して脅迫するなり、いくらでもやりようはあったはずです。
それに(これはフィリピンにおいては危険な考え方ですが)あんなに優しく親身に接してくれた妻とその家族が、私を騙そうとしていたなんて考えたくありません。





妻にメッセージを送って確認してみると、父親はやはりお金を無心に来たようで、とりあえずご飯を食べさせたが、今日はこのまま家に居座りそうだ。一番下の妹はすっかり怯えきっている、というのです。
信じていいのだろうか?それとも何か裏があるのだろうか?例えば、同情を買って、後により大きな金額を引き出すための手段とか?
今になってみれば、辛い状況にいる相手に対して酷い考えですが、当時は信じる気持ち6割・疑う気持ち4割と言ったところでした。
妻は翌日早朝から仕事のため(当時妻はまだ学生ではなく働いていた)早く寝なければいけないが、全員が寝てしまうと父親が盗みを働くかもしれないから三女は徹夜で起きているとのことだったので、私は三女とチャットをすることにしました。
心配だったからという気持ちが半分・相手の情報を引き出したかったからという思いが半分です。

話を聞くとどうやら、父親は今回のように突然訪ねて来ては、お金を無心したり何かを盗んでいくことが度々あったのですが、泥酔してお母さんを殴ることもあるようなクズなので、怖くて強気に出られないようです。
三女の話が本当ならどうせ朝まで寝られないのだから、彼女が時間を潰せるよう、私もそのまま朝まで付き合うことにし、色々なことを話しました。
父親のこと以外は他愛もない内容で、何を話したかまではもう覚えていませんが、妻の家で一緒に過ごした時と同様、善良な人間に思えました。
しかし、文字を通してのやり取りなので、相手の感情までは読み取れず、どこまで信用して良いのか分かりません。
それでも、それまでの1ヶ月間、妻やその家族と過ごした楽しい時間を思うと、それ以上疑う気にはなれませんでした。
疑わしく、信じる根拠など何もなく、徹夜明けの朦朧とした頭で、ただの感情論で下した決断ですが、信じてみよう、と言うのがその日私が出した答えでした。
危険なフィリピンの地で不用意な判断を下したと思いますが、結果論で言えば信じて良かったと今は思います。

その後妻たちが起きて来て、三女は寝ると言うので、私も妻と少し話した後に眠りにつきました。
しばらくの仮眠の後、起きてすぐに妻にメッセージを送ると、父親にはいくらかのお金を握らせて帰ってもらったとのことでした。
12月も半ばを過ぎ、フィリピンではクリスマスを前に国中が浮かれている、そんな時期の出来事でした。
日本にいた時のような年の瀬に追われる感覚はなく、ゆったりとした時間の流れるこの国で、ただこのまま何事もなく、新しい年を迎えられるよう祈るばかりでした。
しかし、その後、より大きな事件が待ち受けていようとは、この時の私にはまだ知る由もなかったのです(と盛り上げてみる)。

次回、怒涛のクリスマス編に続きます。

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