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2016/10/14

【フィリピンあるある】泥酔男が義家族宅に侵入し警察に捕まった話

昨夜、妻との夕飯を終えてそろそろ寝ようかという頃、義妹と義妹の彼氏が訪ねてきた。
珍しく真剣な様子でタガログ語で話し込んでいたが、何やらただならぬ雰囲気で、会話の中に「ポリス」と言う単語が幾度も出てきていた。3分ほどで会話を終えたかと思うと、私に対して何も告げずに妻が部屋を出て行き、義妹の彼氏がその後を追いかけて行く。義妹は、1人取り残された形の私をそのままにしておいて良いのか迷っていたようだが、少し逡巡した後2人の後を追っていった。





冷たいと思われるかもしれないが、私はあまり積極的に妻の家族に関わるつもりはないので、こういった場合でも後を追ったりはしないし、こちらから事情を尋ねることもしない。私の助けが必要ならそう言ってくるだろうし、何も言わずに出て行ったということはそう言うことなのだろう。
30分ほどで妻が戻ってきたかと思うと、今晩義家族をここに泊めて良いかと聞いてきた。理由を聞くと以下のような事情を説明し始めた。
妻は怒りで平静ではなく、話は又聞きでかなり簡略された説明だったため、不明瞭な部分は私の想像によって補われていることをあらかじめ了承しておいてほしい。
長くなるが、話はこうだ。

義実家が住むアパートの同じ階には、2、3ヶ月ほど前まで夫婦と子供3人で暮らす5人家族が住んでいた。その家族はアパート施設のあまりの劣悪さに耐えられず、すぐ近くにある別のアパートへと引っ越して行ったのだが、徒歩圏内であるということもあり、引っ越し後も義家族との交流は続いていた。
昨日、その家族の奥さんが友人の娘を連れて義家族の部屋に遊びに来た。ここでは仮に奥さんを奥A、その友人の娘をB子と呼ぶことにしよう。
どういった事情だったのかよく分からないが、奥AはB子を残して自宅に帰ったらしい。そして、これまたどういった状況だったのかはよく分からないが、そのB子が義妹にシューズを借りて、そのシューズを壊してしまったらしいのだ。そのことに対して謝罪もしないB子と義妹の間で口論になったのだが、それまで奥A宅で友人たちとお酒を飲んでいたB子の父(C男とする)がその騒ぎを聞きつけ、義家族の部屋にやってきた。あるいはB子が一度奥A宅に戻り、C男を呼んできたのかもしれないがよく分からない。
ともあれ、泥酔していたC男は許可もなしに義家族の部屋に入り込むと大声で怒鳴り散らし、拳を振り上げ義母と義妹を威嚇し、更には何やら脅迫めいたことも口にしたようだ。
義母は大声で助けを求めたが、巻き込まれることを恐れた近隣住人たちはドアを閉めきり、助けに駆け付けてくれたのは、ただ1人、アパートの隣の家に住む女性だけだ。
最終的にはバランガイ警察(注:バランガイとは市の更に下位に位置するフィリピンの最小自治体単位のこと)が駆け付ける事態になり、誰かが怪我をすることもなくその場は収まったのだが、事情を聞こうにもC男は泥酔していて話にならない。義家族は警察に対してC男を留置場に入れるよう主張したのだが、どうやらバランガイ・オフィサー達の多くがC男の親戚らしく協力的ではない。何とかもみ消そうと必死である。
幸いだったのは、義家族の住むアパートのオーナーは元副市長でこの辺り一帯の有力者であるということだ(私たちは彼のことをヴァイスと呼んでいる。ヴァイス・メイヤー、副市長の略だ。「元」ではあるが)。周辺住人の多くも彼の親戚で、助けに駆け付けてくれた女性というのも彼の妹だ(義妹だったかもしれない)。道路を挟んだ向かいに住む彼の息子の妻にもC男の声は届いており、義家族の側に立って証言をしてくれている。
ここで何らかの態度を示さなければ面子にも関わるのだろう。騒ぎを知って駆け付けたヴァイスも、自分の所有するアパートの住人を脅したC男に対して激怒している。
さすがにヴァイスの声は無視できないと思ったのか、バランガイ警察も事件そのものをなかったことにはできなかったようだ。C男は拘留されないまでも、翌日改めて事情を聴取されることとなった。

と、ここまでが昨日のあらましだ。
義妹が夜遅くになってから妻に知らせに来たのは、怒りで我を忘れやすい妻が事情を知ってC男を目の前にすれば何をするかわからないためで、事態が一段落着くのを待っていたらそんな時間になってしまったとのことだ。
その日それ以上何かが起こるとも思えなかったが、怒ったC男がまた家に押し掛けてくるのを義母が恐れているため私の部屋に泊まらせてほしいと、つまりはそういうことらしい。
自立していない大人に対しては驚くほど冷たい私としては「別にもう大丈夫だろう。鍵だってあるし」と言いたいところだが、まだ10代前半である一番下の義妹をそんな不安な状況に置くのも偲びないので、結局その日は義家族全員を私の部屋に泊まらせることとなった。

さて、ここまで読んでくれた読者諸氏は、この先ハリウッド映画ばりの法廷サスペンスが展開されることを期待していることだろう。その期待を裏切るようで申し訳ないが、本日警察立会いの元で行われた話し合いの結果は以下の通りである。

・この件は公式に事件として記録される。
・今後C男は義家族へ近づくことを禁ずる。
・これを破ればC男は投獄される。

妻はC男を牢屋へぶち込みたかったようで、ネットで調べて上申書まで作成していたのだが、あまりやり過ぎると逆恨みされ背後から刺される可能性もあるので、私としては妥当な落とし所だと思っている。

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